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ホーム構造でいくということを決定したわけです。
○もう1つの理由は、経済的な理由によるものでした。埋め立てをすることになりますと、この水道は狭いものであります。そして水深が12、13mであります。そうしますと、これだけの土地を埋め立てするのに、コストが非常に掛かるということになってしまいます。このようなプラットホームの構造をとったほうが、環境にも優しいものでありますし、またプロジェクトのキャッシュフローに対しても、このほうが好ましい影響を与えます。
○このような主要なプロジェクトを手掛けてまいりましたが、いろいろな課題、いろいろな挑戦が出てまいります。社会的な課題ですとか、人々が懸念する、例えば環境上の問題は果してないのかどうかという懸念がある。また資金の問題などがあります。また、高層住宅がこのようなプラットホーム上に建てられて、そのようなところに住んで安全なのかどうかという懸念もあります。また廃棄物はどうするのか、海に廃棄物が流されてしまうのではないか。また、水面に付いているような形のプラットホームというのは本当に大丈夫なのかどうかということであります。この6年、7年の間、様々な意思決定を行ってまいりました。そして、こういったチャレンジを克服していったわけであります。
○このような規模のプロジェクトになりますと、民間部門と政府が協力し、民間部門が完全にコミットした形でこの事業を進めなければなりません。さもなければ、このプロジェクトはうまくいかないということになってしまいます。そして、政府のサポートがあってこそ、このような大きなプロジェクトを掛けることができ、そして大きな問題を克服することができるわけです。さもなければできないと考えます。
まず、第1地区の開発によって、我々がこれまで支出した分を回収することができると考えます。そして、そのほかの2つの区画を、また4つの区画を売ることによりまして、このプロジェクトはキャッシュフローが黒字になることができます。
るる説明するよりも、むしろご覧いただいたほうがおわかりいただけると思いますので、ビデオテープをお見せしたいと思います。1本目は、プロモーション用のビデオです。州政府のほうから民営化を行うことが決まりましたときに、プロモーション用に作られたものであります。
このテープをお見せしたいのは、マレーシア政府が我々といかに協力してやってきているのかということを示したいからです。また、インセンティブについて示したいからです。また、計画段階にある建物がどういうものであるかということを見ていただきたいということでお見せしたいわけです。
2番目にお示ししますビデオは、進捗状況を示したものであります。これを広告にも使うことがありますので、少し広告的な色彩があるかもしれませんが、しかし、現在のこのプロジェクトの進捗状況をビデオからご覧いただけると思います。ありがとうござ

 

 

 

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